メルカリで現金化することは可能?以前と比べて厳しくなった

メルカリのキャプチャ

クレジットカードのショッピング枠を現金化してくれる業者は世の中にたくさんありますが、やはりそれを利用することには多少のリスクもあります。

たとえば、そもそもクレジットカード会社的に現金化は認めていませんから、もしそれが発覚したら最悪の場合クレジットカードが利用停止になったりすることもあるんです。

ただ、それでも手元に現金が必要になることもあるものですよね。

だからもし業者を通さずに、たとえばメルカリを使ってショッピング枠を現金化することが出来たら、それはすごく助かりますよね。

業者を通しているわけではないので、現金化が発覚してクレジットカードが利用停止になるリスクも少ないですし、親しみのあるサービスなので安心感も強いです。

でも実際、メルカリを使ってショッピング枠を現金化することは可能なのでしょうか?

ここではそんな、メルカリを使ってショッピング枠を現金化する方法についてみていきます。

昔はメルカリでも現金化が可能だった

スマホでメルカリを見ている人

一昔前に多々ニュースで取り上げられていたから知っている方もいるかもしれませんが、一昔前であれば、メルカリでクレジットカードのショッピング枠を現金化することは、割と普通にできました。

その手順もすごくシンプルで、メルカリ上の商品として現金が売られているので、現金化したい人がそれを落札する。

あとはその支払い方法をクレジットカードにすれば、クレジットカードで現金を買ったことになります。

つまり、ショッピング枠の現金化です。

ただ残念ながら、こういう現金化がニュースで広く取り上げられたことによって、メルカリでは現金の出品は禁止になってしまったのです。

だからこの方法でシンプルに現金化するということは、今のメルカリでは出来なくなっているんです。

逮捕者も出てしまった

メルカリでのこうした現金出品による現金化では、最終的に出資法違反という容疑での逮捕者も出てしまいました。

なので今後もメルカリで現金が出品されることはまずないでしょう。

2017年にはインターネット上で物品を売買するフリーマーケットアプリ「メルカリ」への現金出品に初めて出資法違反(超高金利、脱法行為)容疑が適用。全国の逮捕者は16名にのぼった事例。

ばれないようにしてこっそり出品するにしても、最終的に逮捕されるリスクがあることが証明されているわけですから、誰もそこまでのリスクは負わないものです。

結果、今後この方法でのメルカリでの現金化はできないということになるんです。

メルカリではAmazonギフト券の出品も禁止

アマゾンのロゴマーク

メルカリで出品が禁止されているのは、何も現金だけではありません。

メルカリでは実は、Amazonギフト券も出品が禁止されているんです。

Amazonギフト券は、業者での現金化の際にはよく使われるアイテムになります。

買取率が比較的に高いものになるので、そこまで損することなく現金化できるのが特徴です。

もしこれを定価よりも安く仕入れることが出来れば、より高い換金率での現金化が出来ますよね。

だから買いたいと考える人は多いんです。

買いたいと考える人が多くなれば、売る側にしても、業者を通すよりも高く売れる可能性が高くなる。

だからAmazonギフト券は現金化にはすごく効果的なのですが、メルカリではそれも売れないので、Amazonギフト券を買ってメルカリで売る、あるいはメルカリでAmazonギフト券買って業者にそれを売るという方法も使えません。

Amazon以外のギフトカードの売買も禁止

当然といえば当然ですが、メルカリではAmazon以外のギフトカードの売買も禁止になります。

それはつまり、メルカリで現金化をしたいと思った時には、一般的な方法は通用しないということになります。

基本的にはクレジットカードのショッピング枠を現金化する際には、ギフトカードを買って売ることになるんです。

それが確実に換金率が良いですから。

でもそれが出来ないわけですから、メルカリでは現金化はできないのではないかと思うものです。

でも、メルカリでもショッピング枠を現金化する方法がまったくないというわけではありません。

メルカリでの現金化の方法

RESALEと書かれた木の箱

従来の方法での現金化ができないメルカリですが、ではどうすればメルカリで現金化が出来るでしょうか?

メルカリで現金化をする方法は、決して難しいものではありません。

すごくシンプルな話ですが、「高く売れそうなものを安く買って、それを違う媒体で売る」です。

ただそれだけのこと。

たとえば、メルカリ上では安く売られているけど実はすごく貴重だという本をクレジットカード決済で買います。

そしてそれが届いたら、あとはそれをヤフーオークションなどの違う媒体に売りに出すだけ。

ものによっては、一般的な買取ショップに売りに行くのもアリですね。

こうすることで現金を手に入れることが出来ますし、この方法であれば差額であがりを出すことも可能になります。

従来の現金化は確実に損をする

こうした「せどり」的な方法ではない現金化の場合には、必ず現金化をした人が損するようになっています。

どこで現金化するかによって変わってはきますが、元値の90パーセントだったり85パーセントだったり、100パーセントを超える数字で現金化できることはありません。

それはそうですよね。100パーセントを超えるとなると、業者側はただ損するだけですから。

それでは経営が成り立たないので、損をしないように、90パーセントとか85パーセントとか、あるいはもっと低く換金率を設定していくんです。

しかしこのメルカリを利用した現金化であれば、あがりが出ることがあるというのは何よりのメリットです。

メルカリで現金化することのデメリット

このメルカリでのせどり式の現金化には、あがりが出る可能性があるという大きなメリットがありますが、もちろんデメリットもあるんです。

それが、すごく手間がかかるということ。

まず何を買えば、メルカリで買った値段よりも高く売れるのかということをしっかりと調べないといけません。

それには間違いなくすごく時間がかかりますし、最悪よみ間違えることもある。

そうなったらこの方法のメリットはなくなりますね。

ただ手間がかかるだけです。

また、手間がかかるのは、調べることだけではありません。

まずメルカリで買ったものを受け取る手間もかかりますし、それの状態をチェックして、改めて売りに出すという手間もかかります。

そしてその流れの中では、当然すごく時間もかかるんです。

商品を調べる時間もそうですし、商品が届くまでの時間もそうです。

またさらに、売りに出した商品が売れるまでにも時間がかかります。

だから、すぐに現金を得ることもむずかしいといえますね。

現金化をしたい人の中には、とにかく早く現金が必要だという方も多いでしょう。

なので、すぐに現金化できないというのも大きなデメリットになります。

デメリットを薄くする方法もある

メルカリを使った現金化には確かにデメリットがありますが、このデメリットを薄くする方法もあります。

それは、「何でもいいからある程度の値段で売れそうなものを買い、それを違う媒体で売る」という方法です。

たとえばシーズンもので人気のある服。

これはメルカリで買える値段と、オークションなどで売れる値段がだいたい同じになります。

だから、あまり何も考えずに「人気のブランド、人気のサイズ、人気の色、今期のものか前期のもの」というポイントさえ押さえてメルカリで服を買い、すぐにそれを売れば、あまり手間をかけずに現金化が出来るんです。

これでも場合によってはあがりが出ることがあります。

ただ基本的には売値と買値はトントンになることが多いので、大きなメリットがなくなる可能性もあるんです。

それでも手間がかかるというデメリットをなくしたい場合には、こういうやり方で現金化するのもありでしょう。