楽天Edyの名称は耳にしたことがあるものの、実際にはどのような特徴のある電子マネーなのかがわからないという人も多いでしょう。
この記事では、
目次
楽天Edyの特徴
まずは、「楽天Edyって何？」とよく知らない人のために、主な特徴やメリットを紹介します。
それぞれ、見ていきましょう。
楽天グループの安全な電子マネー
楽天Edyは、大規模なオンラインショッピングサイトとして知られている楽天市場などをはじめとした、さまざまなサービスを運営する楽天グループによって提供されている電子マネーです。
「知名度が抜群に高い楽天が運営元となっていることから信頼できる」という人が多く、初めての人でも安心して使うことができます。
クレジットカードを持つのには抵抗があるという人や、支払額の管理に自信がないという人も、安全に使うことができる電子マネーです。
楽天Edyを使用する際には、入会金はかからず年会費も請求されることもありません。
Edy機能を搭載した楽天カードか、おサイフケータイを持っていればすぐに無料で使い始めることができ、維持費も一切かかりません。
タッチするだけで簡単に支払いができる
出典元：https://edy.rakuten.co.jp/
楽天Edyの使い方は、とても簡単です。加盟店での支払い時に楽天Edyを使用することを伝え、楽天Edy機能がついた楽天カードかスマートフォンを、読み取り機にタッチするだけで支払いが完了します。
急いでいる時や混雑している時も、瞬時に決済が完了します。
現金を持ち歩く必要がなく、お釣りで小銭が出ることもなく身軽にショッピングをすることができます。
全国120万店以上の加盟店で使える
楽天Edyは、全国のさまざまな店舗で使用することができ、加盟店の数は現在では120万店以上に及びます。
ファミリーマートやローソン、セブンイレブンなどといったコンビニエンスストアやマツモトキヨシ、紀伊國屋書店、マクドナルド、サンマルクカフェなど豊富なジャンルの加盟店があります。
また、コカコーラマルチマネーに対応している自動販売機でも、支払い時に楽天Edyを使うことができます。
楽天ポイントが貯まってお得
電子マネーはいろいろな種類がありますが、楽天Edyなら200円につき1ポイントの楽天ポイントが貯まるのが魅力です。
楽天ポイントは、楽天市場やラクマなどでのショッピングはもちろん、その他さまざまな楽天グループのサービスで使うことができます。
さらに、楽天ポイントが貯まる店舗では支払い方法が現金や楽天以外のクレジットカード・電子マネーでも、楽天Edyを提示するだけで楽天ポイントが付与されます。
貯まった楽天ポイントを楽天Edyに交換することができるので、使えば使うほどお得な電子マネーといえます。
楽天Edyを現金化する方法
「楽天Edyを現金化できないか？」と考える人もいるでしょう。実は 楽天Edyは現金化する方法もあります。
ここでは、楽天Edyを現金化する3つの方法について以下にまとめました。
ICチップの故障による払い戻し
楽天Edyは、払い戻しに対応していない電子マネーなので、既にチャージした残高を現金に戻すことはできません。
ただし、これはあくまで自然に起きた故障にのみ適用される条件であり、当然ですが自分で意図的に破損させたような場合には、払い戻しを受けることはできません。
そのため、現金化をしたい時にたまたま楽天EdyのICチップが故障して使えなくなった、というような奇跡的なことが怒らない限りは、使うことができない方法といえます。
楽天Edyで購入した商品を返品する
楽天Edyで購入した商品を、都合によって返品したり不具合があって返品した場合には、当然店舗側から返金対応が行われます。この方法であれば、一切損をすることはありません。
そうなると確かに損はしませんが、結局現金として受け取ることはできないので意味がありません。
店舗によっては楽天Edyで購入した商品の返品でも、現金で返金されるところもありますが、最初から確認することも難しいのであまり簡単で確実な方法とはいえません。
コンビニでは現金での返金対応がありますが、返品そのものを受け付けてもらえないケースも多いです。
楽天Edyで購入した商品をリサイクルショップなどで売却する
楽天Edyは、全国のさまざまな店舗で使用することができます。そのため、あえて高く売れそうな商品を楽天Edyを使って購入し、そのままリサイクルショップなどの買取業者に売却すれば、現金を調達することができます。特に人気のゲーム機や家電などは、高く売れるので狙い目です。
ただ、あまり換金性の高くない商品は買取率が低いため、結果的に現金化ができたとしてもかなり損をしてしまう可能性もあります。
現金化目的で購入するなら、最初から計画的に換金性の高い商品を選ぶ必要があります。
楽天Edy・現金化の流れ
楽天Edyを現金化するなら、購入した商品を売却するという方法が一番確実といえます。
ここでは、楽天Edyを現金化する基本的な流れについてわかりやすく説明します。
リサイクルショップなどの店舗で売却する場合
まずは現金化に使う商品を店舗で購入します。商品によっては高く売れない・買取してもらえない場合もあるので、確実に高価買取してもらえる人気のゲーム機や家電などがおすすめです。
当然ですが、全ての店舗が楽天Edyに対応しているわけではないので事前に確認が必要です。
基本的にリサイクルショップなどの営業時間内に査定を依頼した場合は当日その場で現金を受け取ることができます。
営業終了時間ギリギリに来店すると翌営業日に持ち越される場合もあるので、当日中に確実に現金を受け取りたいのならできるだけ余裕を持って来店することをおすすめします。
店内が空いていればさほど待ち時間もなく買取してもらうことができますが、混雑していたり大量の商品を持ち込んだりした場合には査定結果が出るまでに時間がかかることもあります。
フリマアプリに出品する場合
近くにリサイクルショップがない場合や来店する時間がない場合、またはできるだけ損をしないで現金化したい場合には、フリマアプリに出品するという方法もあります。
まずは現金化に使う商品を店舗で購入します。商品によっては高く売れない・買取してもらえない場合もあるので、確実に高価買取してもらえる人気のゲーム機や家電などがおすすめです。
当然ですが、全ての店舗が楽天Edyに対応しているわけではないので事前に確認が必要です。
既にインストールしてあるフリマアプリを開いて、出品の手続きを行います。出品物の状態や仕様がわかるように複数の写真を撮影して投稿します。
品名や特徴、状態などを入力します。高く売るためには新品未使用であることを強調しましょう。
相場や自分自身の希望する利益などを踏まえて出品価格を決定します。利益を求めてあまりにも高い金額で出品すると、いつまでも売れないという事態になってしまいます。
同じ商品が他に出品されている場合は価格を参考にして、売れやすい価格を決めと購入されやすくなります。出品したページは後からでも情報を編集して変更することができます。
なかなか売れずに日にちが経過した場合には、値下げをすると売れる可能性もあります。
購入希望者が現れ、購入・支払い手続きが完了すると取引がスタートします。購入者とメッセージで連絡のやり取りをします。あらかじめ発送予定日を伝えておくと安心してもらうことができます。
ただし、この時点ではまた現金を受け取ることが確定したわけではないので最後までしっかり取引を行うことが必要です。
購入された商品を発送しますが、破損しないように梱包を丁寧に行いましょう。配送中に破損があるとクレームが来たり返品対応を求められて売上につながらなくなります。
また、配送中に商品の誤送などのトラブルが発生する可能性もあるので、確実に購入者の元に届くように追跡・補償のある配送方法を選んでください。
購入者が無事に商品を受け取り確認した結果問題がなければ、受け取りの手続きが行われ支払いが確定します。
ただし、現金として売上金を受け取るためには申請が必要となり、申請してから指定した金融機関の口座に振込手続きが行われるまでには日数がかかります。
楽天Edyで購入した商品を売却するには、リサイクルショップなどの店舗を利用するか、フリマアプリを使用するという方法があります。
デメリットとしては、地方で店舗が近くにない人や、外出が難しい事情がある人などには難しい方法であることや、買取率があまり高くないのでなかなか満足のいく金額にならない、という点が挙げられます。
それに対して、フリマアプリであれば手数料が少なく自分で販売価格を設定することができるため、店舗で売却するよりも高く売れるというメリットがあります。
店舗が近くにない場合でも、自宅で空いた時間に出品作業をすればすぐに売れることもあります。
ただし、人気商品を格安で出品すれば即売れることもありますが、そうでない限り数日経っても購入されないということは珍しくありません。
楽天Edyを現金化する際に注意しておきたいこと
楽天Edyは現金化することが可能ではありますが、注意しなければならないこともいくつかあります。
楽天Edyを現金化する際の注意点について以下にまとめ、詳しく解説していきます。
現金化を目的として購入するなら、換金性の高い金券がよいのではないか？と考える人もいるでしょう。
しかし残念ながら、楽天Edyでは金券を購入することができません。現金化でよく使われているAmazonギフト券については、楽天Edyで購入することができるのはチャージタイプのみに限られています。
チャージタイプは、購入と同時にアカウントに登録されるタイプのAmazonギフト券です。つまり、他者に譲渡することができないタイプなので、現金化をすることができません。
Amazonギフト券買取業者が取り扱っているのはEメールタイプが主流であり、他にはカードタイプや印刷タイプなど、ギフトコードが発行されるタイプとなっています。
楽天Edyのチャージ金額の上限は5万円まで
楽天Edyのチャージ金額は、楽天Edyの機能がついたクレジットカード・おサイフケータイにつき各1回25,000円まで、合計50,000円までとなっています。
つまり、1回に購入できる金額は最大50,000円までと制限されています。
最大50,000円以内で、現金化する商品を慎重に選ぶ必要があります。
楽天Edyの払い戻しには手続きが必要
楽天EdyはICチップが故障して使用できなくなった場合のみ、例外として払い戻しが可能です。しかし、その払い戻しの対応を受けるためには手続きが必要となります。
ICチップが故障したカードを使えないからといって処分してしまうと、払い戻し申請書に添付することができないので、払い戻しを受けることができません。
申請書を送ってから返金が行われるまでには日数がかかるため、すぐに現金を受け取ることはできないので注意が必要です。
楽天Edyの現金化でよくあるQ&A
楽天Edyの払い戻し方法について教えてください。
楽天Edyは払い戻しをすることができません。 ICチップに故障があった場合には払い戻しが行われますが、ICチップが使えなくなった楽天カードを払い戻し残高申請書に貼り付けて送る必要があります。
楽天Edyで金券を購入することはできますか？
Amazonギフト券のチャージタイプは購入することができますが、Amazonギフト券買取業者を利用して現金化することができません。
楽天Edyを現金化するおすすめの方法は何ですか？
楽天Edyの加盟店で購入した商品をリサイクルショップやフリマアプリなどで転売する方法があります。 ただし、商品の種類によってはあまりお得ではないので高く売れやすいゲーム機や家電などがおすすめです。
楽天Edyを現金化することは違法ですか？
違法行為ではないので罪に問われることはありません。 ただし、ICチップをわざと破損した場合やカードを紛失した場合は払い戻しの対象とはなりません。
楽天Edyで購入した商品を返品すれば現金化できますか？
返品をしても決済の取り消し手続きが行われ、現金では返品されない店舗も多いので必ずしも現金化できるというわけではありません。 店舗によっては対応が異なります。
楽天Edyを現金化する方法・注意点まとめ
楽天Edyは、加盟店が非常に多く全国のさまざまな店舗での支払い方法として使うことができます。使い方は、会計時にレジで機器にかざすだけなのでとても簡単で、一瞬で決済が完了します。
チャージは、現金やクレジットカードや楽天キャッシュなどから行うことができ、プリペイド式のため使いすぎる心配もないので安心です。
楽天ポイントを貯めることができるので、楽天グループのサービスを日頃から利用している人にとっては特にお得です。
このようにメリットが豊富にある楽天Edyですが、現金化をする方法は限られているので注意が必要です。
ICチップの故障がない限りは払い戻しは不可となっていますし、楽天Edyで購入した商品を返品しても現金で返金対応されないケースが多いです。
楽天Edyを現金化するなら、加盟店で購入した商品をリサイクルショップなどの買取業者に売却するという方法が確実です。
