「家族カード(家族名義)」でクレジットカード現金化をするメリットとデメリット

「家族カード」でクレジットカード現金化をするメリットとデメリット

ショッピングの支払いに重宝するクレジットカードは、もはや毎日の生活に手放せない必需品です。

特に、オンラインショッピングではクレジットカードが唯一の支払い方法である場合も多いため、一枚は確保しておきたいものです。

クレジットカードは賢く利用すれば、金銭管理が容易にできるツールともなり得ます。

近年はその取扱い業者数も飛躍的に増えてきた、クレジットカードでの現金化。

クレジットカードには、カード会社から現金を借り入れる「キャッシング枠」とお買い物の支払いで利用する「ショッピング枠」の二通りの限度額があります。

クレジットカードでの現金化は、ショッピング枠を利用して現金を得る方法です。

お手持ちのクレジットカードが家族カードの場合でも、現金化が利用できるのでしょうか?この記事では、メリットやデメリットも詳しく解説していくので、仕組みを理解した上で利用するようにしましょう。

家族カードって?家族名義のクレジットカードとは違う

クレジットカード現金化家族カード 家族カードとは
まずは家族カードと家族名義のクレジットカードの違いについて知る必要があります。

家族カードとは本会員の家族が持つことのできるクレジットカードのこと。
本会員のクレジットカードからすると家族カードは子供のような存在です。

一方「家族名義のクレジットカード」はいわゆる個人カードです。
クレジットカードの所有者が夫や親といった家族にあたり、たとえ家族であっても本人以外は他社と認識されます。
そのため、カード会社の利用規約では契約者本人に限り、使用が認められています。

名称 家族カード 家族名義のクレジットカード
契約者 本会員 本会員
名義人 申し込み者(生計をともにする配偶者や子供) 契約者本人
使用者 申し込み者(生計をともにする配偶者や子供) 契約者本人
利用限度額 本会員の限度額の範囲以内 限度額の範囲以内

理論上は家族名義のクレジットカードを使い現金化することは可能ですが、クレジットカードの利用規約に2つも違反していることになるので、あまりオススメできません。

ここからは家族カードの現金化について解説していきます。

家族カードでクレジットカード現金化をするメリット

家族カードでクレジットカード現金化をするメリット

クレジットカードの家族カードは、安定した収入のあるカードの本契約者と生計を共にする家族である配偶者や18歳以上の子どもが使えるクレジットカードです。

家族として合意のカード利用の度に、カードの名義人からクレジットカードを借りる不便さを解消する、多くのクレジットカード会社で導入されているサービスです。

家族カードの申請時には、本会員の契約者の審査は済んでいる為、家族に対して改めて収入審査はありません。

その為、専業主婦や定期的な収入のない学生の子どもでも、クレジットカードの恩恵を受けることができるようになります。

そんな家族カードでクレジットカード現金化をするメリットはあるのでしょうか?

次の3点に注目して見ていきます。

収入がなくても本会員のショッピング枠を利用して現金化ができる

家族カードの所有者である配偶者や子どもに、安定かつ継続した収入がない場合には、通常クレジットカードのキャッシング枠は利用不可となっているか、最低限の利用限度額に設定されています。

そのためキャッシングでの現金化は難しいのが実状ですが、ショッピング枠を利用しての現金化であれば、通常限度額は本会員であるクレジットカードの契約者の収入に応じて設定されているので、より多くの金額を現金化することが可能になります。

また、忘れてはならないのが、クレジットカードのキャッシング枠にかかる総量規制の存在です。

キャッシングの利用限度額は、総量規制の対象になり本会員の収入や借入総額のの三分の一までに限定されています。

一方で、ショッピング枠は総量規制の対象外となっているので、ショッピング枠を利用したクレジットカード現金化に際しても、制限のない現金化ができる仕組みとなっています。

とりわけクレジットカード現金化を専門に扱う業者を上手く選べば、クレジットカード会社とのトラブルを防ぎながら、より高い換金率で現金を得ることができます。

クレジットカードの特典を生かしながら現金を入手できる機会を広げることができる

クレジットカードのショッピング枠を利用した現金化は、クレジットカードが1枚もなければ全く使えない手法となります。

家族カードでもクレジットカードを持っていれば、家族カードを受け付けてくれる現金化の業者を頼ることもできますし、自力で現金化を行うこともできます。

自力で現金化を行うには、購入の商品には細心の注意を払い、クレジットカード会社の無用な注目を集めない工夫が必要です。

個人で現金化を行う代表的な方法として、家電やハンドバックや時計などのブランド商品を購入し、換金率の高い中古店を選んで売却する方法や、商品券やギフトカードを購入して金券ショップで現金に換金するという方法などがあります。

更なる利点としてクレジットカードの現金化は、ショッピング枠に呼応しているため、クレジットカード会社からの特典である、利用額に合わせて貯めることのできるポイントも通常通り加算されていくことになり、家族全員のポイントが合算出来るので一石二鳥と言えます。

家族カードでの現金化を認める優良店を見つければスピーディーに現金の入手が可能

家族カードでもクレジットカードである事に変わりありません。

カードの現金化を取り扱う業者は数多くあるので、家族カードでも、カード名義者の同意を受けて、現金化を受け付けてくれる優良業者を見つけると、即日でも現金の入手が可能です。

急に現金が必要になった場合には、キャッシングや消費者金融からの借入れの代案として、利便性の高いサービスが受けられます。

カード現金化の業者による収入の審査はありませんし、申込みもインターネットから可能で、来店しての手続きも不要で手間も時間もかかりません。

土日や夜間でも最短の現金の振込みに対応しています。

家族カードでのクレジットカード現金化でも、キャッシングや消費者金融を利用する場合のような、信用情報に記録が残ってしまう心配も一切ありません。

家族カードでクレジットカード現金化をするデメリット

家族カードでクレジットカード現金化をするデメリット

家族カードでクレジットカードを現金化するメリットは多くあり、早急に現金を入手できる新たな方法として魅力的なことが分かりました。

クレジットカードは物品の購入に利用するだけの活用をしている人が大半ではないでしょうか?

多くの方にとって馴染みの薄い方法だからこそ、注意すべき点を精査して賢くサービスを利用したいものです。

それでは、家族カードでクレジットカード現金化を利用するデメリットもしっかりと見ていきましょう。

カード名義である本会員にのみしか現金化を行わないことが多い

クレジットカードの現金化を業者に依頼すると、カード名義者であるかをまずは確認されます。

クレジットカードは、クレジットカード会社と会員の間の信用の上に成り立ち、契約・カードの発行がされ、現金を使わずに物品を手に入れる事が許されます。

クレジットカード会社は、本人以外によるカード使用には厳しく監視をしており、不正や盗難防止の基本的なアクションとも言えます。

現金化を扱う業者では、クレジットカード会社との無用なトラブルを避けるため、代表の名義人以外の家族カードの利用者に対しては基本的に現金化を受け付けてはいません。

現金化申込みの際にも、必ず本人確認の電話が掛かってきます。

仮に、配偶者であるカード本会員の了承を得て、家族カードを利用して現金化をしたいと言う場合は、複数業者の対応を比較して検討するようにしましょう。

クレジットカード現金化を行う業者では少ないですが、応じてくれる業者もあります。

本会員のクレジットカード契約が無効になってしまうリスクを負う

クレジットカード現金化は一見とても便利で、取扱い業者も数多くあり、利用の敷居がそれ程高いとは感じませんよね。

でも、クレジットカードのショッピング枠を利用した現金化は、ほとんどのクレジットカード会社が定めている規約に違反しているという事実をご存じでしょうか?

この点がクレジットカード現金化のグレーゾーンと言われる所以でもあります。

現金化を扱う業者はこの点に関しては慎重を期しており、クレジットカード会社にバレにくい穏便な対応をしていますが、確約ではありません。

もし、自力でクレジットカードのショッピング枠を利用して現金化を行い、普段と違った支出パターンをカード会社に検知されてしまうと、最悪の場合は、家族カードの利用停止処分や、強制解約を受けることになります。

カードの利用停止処分は、家族カードのみに止まらず、もちろん信用を受けてカードの利用を許された本会員にも影響が及ぶため、家族全員のクレジットカードが使えない状況になってしまいます。

強制解約の場合には、個人信用情報のブラックリストに載ってしまうため、以後のクレジットカードの新規発行に支障をきたします。

本契約をしている名義人に知られずに現金化することはほぼ不可能

今月は家計のやりくりが厳しくて、子どものお稽古の月謝を支払う現金が急遽必要になる、といった場面に出くわす専業主婦は少なくないのではないでしょうか。

また、ちょっと息抜きに女子会に出かけ主婦仲間と外食したいけれど、手持ちの現金が少ないなんてこともありますよね。

残業続きのご主人に面と向かっては頼みにくいシチュエーションで、家族カードを利用した現金化で配偶者に知られる事なく、何とかしのげるのではないかと考えてしまいますよね。

現金化業者を利用する場合には、必ずカード名義の本人宛てに電話確認がありますから、残念ながら隠密に現金化を実現することは難しいと言えます。

もちろんクレジットカードの利用明細書もカード名義本人宛てに届くため、家族カードを使っての秘密の買い物はほぼ不可能です。

ただ、現金化を業者を通さずに自力で行う場合には、デメリットの段落で述べた通り、クレジットカード会社に規約違反を指摘される可能性が少なく、かつ再販度の高い物品の購入が無難です。

ショッピング枠であれば、普段の利用傾向とは異なる多額な出費であっても制限はありませんが、明細書には明らかに反映されてしまうので、クレジットカード会社の監視と名義人である配偶者の監視下にあることは避け難いです。