クレジットカードのショッピング枠を利用して現金化する際には、安全性重視のために現金化業者を利用する方法が一般的です。このページでは、
目次
クレジットカード現金化の仕組みを解説
現金化される仕組みには「買取方式」と「キャッシュバック方式」の二つが存在しており、現金化業者によって異なります。双方に多少の違いはありますが、クレジットカードのショッピング枠を利用して現金化するということに変わりはありません。
もちろん、どちらもクレジットカードで決済した金額の100%が手元に戻ることはありませんが、各現金化業者には「換金率」や「還元率」といった比率が設定されており、80%~99%といった比較的高い比率で現金化することができます。
商品買取方式の仕組みとメリット・デメリット
メリット | デメリット |
---|---|
・取引方法がシンプル ・現金が振り込まれるまで早い |
・カード停止になるリスクがある ・何を購入したかわからない場合が多い |
買取方式の仕組みを採用している現金化業者は、店舗型に多くネット経由の無店舗型にも新規店を中心に多く存在します。
多くの利用者から支持されている最大の理由は、取引の方法がシンプルで誰にでも理解しやすいからです。
買取方式と呼ばれる理由は、現金化業者が利用者に商品を販売してクレジットカード決済を行い、その場ですぐに中古品として商品を買取する所にあります。
中古品の買取業務を行うことになるので、現金化業者は古物商営業許可番号をネット店舗であっても掲示しています。
特定商取引に関する法律に基づく表記を見て確認しましょう。
現金化業者が販売者と買取者を兼任している
買取方式による現金化は、現金化業者が登場し始めた頃から既に行われていました。
金額に応じた商品を現金化業者が利用者に提示して、納得出来たらクレジットカード決済を行いすぐにその場で現金化業者に中古品として買取してもらいます。
消費税・カード決済手数料・現金化業者の利益とコストを差し引いた金額が現金として手渡しまたは振込される金額です。
このため、時間が掛かっても問題なければ一度商品を自宅へ宅配するというやり取りを法人利用者の中には行うケースも少なくありません。
所有権移転問題だけは要注意
現金化業者が買取方式を採用している際には、クレジットカード決済の支払い方法が一括払いに固定されます。
後から締め日前にカード会社へ電話連絡してクレジットカードに設定されている分割払いやリボ払いへの変更を行うことは出来ますが、最初から分割払いやリボ払いを行えません。
なぜなら、クレジットカード決済を行った時点ではカード会社が代金立て替え払いをしているので商品の所有権がカード会社にあるからです。
現金化業者としてはすぐに完済出来る前提で商品買取を行うので、分割払いやリボ払い前提での買取方式による受付はできないことが多くあります。
一括払いで払える金額迄にしてくださいという建前で営業しているわけです。
キャッシュバック方式の仕組みとメリット・デメリット
メリット | デメリット |
---|---|
・カードの利用停止のリスクが少ない ・少なからず手元に何らかの商品が届く |
・自宅に商品が届く |
かつては買取方式にて営業していた現金化業者も、営業期間が長くなるほどキャッシュバック方式への移行が進んでいる状況です。
なぜなら、買取方式に存在する所有権移転問題を回避するためにキャッシュバック方式が考案されているからです。
キャッシュバック方式ならば、商品購入特典として現金キャッシュバックを行うわけですから、あくまでも商品売買契約が有効に成立していて引き渡しも完了していれば問題なく行えます。
しかも、誰でももれなくキャッシュバックするという条件ならば、景品表示法の例外規定でキャッシュバック率が高額であっても何ら問題ないわけです。
商品を自宅で受け取り完済まで保管すれば所有権移転問題は無し
キャッシュバック方式が所有権移転問題をクリアする理由は、商品売買契約を行いクレジットカード決済が行われた時点ですぐに商品を利用者の自宅は配送します。
利用者は必ず商品を受取る義務が発生して、商品受け取りを条件としてキャッシュバック特典の現金を振り込んでもらえるわけです。
商品受け取り拒否をした時点で売買契約が無効となり、キャッシュバックも返還義務が発生します。
届いた商品は転売することなく自宅で保管するので、所有権移転問題は発生しません。
クレジットカード決済さえ確認出来ればすぐに振り込んでもらえる
現金化業者がキャッシュバック方式を採用していると、クレジットカード決済を行ってから現金が振り込まれるまでの時間を大幅に短縮出来ます。
家電量販店で商品購入特典としてすぐにポイント付与してもらえるように、クレジットカード決済を行ったことが確認出来次第すぐに現金振込が可能です。
当日または翌日中に購入商品は発送すれば良いので、現金だけ先に受け取れるという点が最大のメリットとなります。
現金化したい金額が10万円以内という少額換金ならば、買取方式によるシンプルな取引が向いています。一括払いにて翌月完済出来るからこそ、手軽に利用出来るわけです。
購入する商品も10万円以内ならば不自然なものは少なく、カード利用実績を見ても特別目立つ行動にはなりません。
キャッシュバック方式では商品の発送という手間が必要な分だけ少額換金では換金率が下がりやすいですが、買取方式ならば即座買取により少額換金でも十分な買取率を確保可能です。
手軽に利用できる現金化方式で、仕組みがシンプルなものが好きな人に向いています。
10万円を超える高額換金ならキャッシュバック方式が望ましい
10万円を超える高額換金ならば、キャッシュバック方式を採用している現金化業者を選択すると良いです。
10万円を超える金額を翌月一括払いとする人は、現金化業者利用者の中には少ないので最初から長期返済になること前提で現金化を行います。
毎月の返済額に無理が出ない程度に抑えることが出来れば、分割払いにより計画的に返済できるキャッシュバック方式により最初から計画的な利用を行うことが望ましいです。
クレジットカード現金化で商品を受け取らないといけない理由と注意点クレジットカード現金化業者を使った際の手順と流れ
では実際に、業者でクレジットカード現金化する際の流れを解説していきます。
ちなみに買取方式、キャッシュバック方式どちらの仕組みでも利用する際の手順は変わりません。
クレジットカード現金化では本人名義のクレジットカードとクレジットカードの名義と同一名義の銀行口座が必要になります。
仮に銀行口座を持っていない方は第三者の口座に振り込んでもらうことはできないので、口座を開設する必要があります。
中にはあまりいい評判ではない業者も存在するため、この時点でしっかり選定する必要があります。
優良現金化業者をまとめたサイトや掲示板などの口コミをしっかりチェックして選ぶようにしましょう。
また換金率や振込までの時間も忘れず確認しておきましょう。
ネット型の現金化業者は公式ホームページから利用を申し込むことができます。
この時点で準備しておく必要があるものが
- 本人名義のクレジットカード
- クレジットカードと同一名義の銀行口座
- 運転免許証や保険証などの身分証明書
- 本人と身分証が移った写真
また、忘れてはいけないのが利用するクレジットカードのショッピング枠の残高確認です。
設定されているショッピング枠ギリギリで利用してしまうとカード会社から目をつけられてしますので注意しましょう。
契約内容に納得がいかない場合はこの段階でキャンセルすることも可能です。
指定される商品は申し込み金額によって変わります。クレジットカードの明細書に品名を書かれると困る方は申し込みの段階でしっかりと確認しておきましょう。
現金化業者のほとんどが速くて数十分、遅くて2営業日には指定した口座に入金してくれます。
ただし、指定した銀行や土日祝日を挟む場合は振込まで時間がかかる時があります。
クレジットカード現金化は業者の仕組みを利用した方がスムーズ
今回は業者が行うクレジットカード現金化の仕組みや流れについて解説してきました。
ちなみに、自身で現金化を行う場合は買ったものを転売するといったいたってシンプルな仕組みになりますが、現金化までに時間がかかる点やカードトラブルになる可能性が非常に高いことから業者を利用する方法が主流となっています。
そのようなことから、初めて現金化にする方は特に安全な方法で現金化することをおすすめします。