クレジットカードの中には、異彩を放っている聞き馴染みがあまりないカードもあります。
一般的な有名クレジットカードではなく、マイナーなハウスカードというクレジットカードを使うメリットは何なのか。
マイナーなハウスカードを使うデメリットは何なのか。
そして、クレジットカードと言えば“現金化”がありますが、ハウスカードでも現金化は可能なのか。
これらの疑問について解説します。
自分でクレジットカード現金化は可能?業者を使わない裏ワザまとめ
目次
ハウスカードとは?メリット・デメリットについて
ハウスカードとは、一般企業が発行している自社クレジットカードです。
発行企業のグループ企業でしか使用できないというマイナーなクレジットカードですが、ハウスカードならではのメリットやデメリットがあります。
メリット1.ポイントが劇的に貯まる
ハウスカードを利用するメリットの一つが、一般的な有名クレジットカードと比べてポイントが劇的に貯まりやすいというものです。
一般的な有名クレジットカードをお店が発行する場合、加盟店手数料という余分なお金を元締めであるカード会社に払わなければなりません。
しかし、ハウスカードは自社発行しているクレジットカードなので加盟店手数料などの余分なお金を払わずに済みます。
つまり、一般的な有名クレジットカードを発行した場合に比べてお金が浮くことになります。
しかも、お客がローン払いをする場合に発生する利息もハウスカードの場合は企業が得ることができるので、更にお金に余裕ができます。
そしてハウスカードは、この一般的な有名クレジットカードを発行した場合に比べて沢山余っているお金を使って“ポイント還元”として一般的な有名クレジットカードより遥かに高いポイント還元率を設定しています。
このため、一般的な有名クレジットカードを使い方よりもハウスカードを使って支払いをした方が沢山ポイントが貯まってとてもお得になります。
メリット2.ハウスカード会員限定割引
ハウスカードを利用するメリットには、“ハウスカード会員限定割引”もあります。
一般的な有名クレジットカードを発行した場合に比べて、余ることになるお金を全てポイント還元するわけでありません。
ハウスカードを発行している企業はハウスカード会員限定割引サービスの費用にもあてているんです。
割引は発行企業によって色々と異なりますが、ハウスカード会員向けに数十%も割引セールスを開催したり、日常的に5%程度割引というような割引サービスなどもあります。
メリット3.クレジットカードの中では審査が緩い
ハウスカードのメリットとして、カードの手に入れやすさもあります。
ハウスカードは一般的な有名クレジットカードと比べて審査が緩い傾向にあるので(消費者金融の審査よりは厳しいです)、比較的入手しやすくなっています。
しかも、ハウスカードはちゃんとしたクレジットカードの一種なので“クレジットヒストリー”が残ります。
カード支払いを滞納せずに使っていれば後々一般的な有名クレジットカードを取得する際の審査に大きなプラスポイントとなります。
デメリット.カードを利用できる範囲が限定的
一般的な有名クレジットカードはどのお店で発行してもらったとしても一度カードを取得すれば、発行してもらったお店に関係なくどんなお店でもクレジットカードを利用して商品を購入することができます。
海外でも使えるほどです。
ところが、ハウスカードは一般企業が独自発行しているクレジットカードです。
このため、グループ企業内という非常に狭い範囲でしかカード利用ができません。
江戸時代の大名が領内で自主的に発行していた藩札のようなものです。
グループとは何の関係もないお店でハウスカードを会計時に出しても、オモチャのカードと同じ価値しかないのです。
ハウスカードでも現金化をすることは可能?
ハウスカードは一般企業が発行しているマイナーなクレジットカードです。
そうなのです。“クレジットカード”なんです。クレジットカードと聞くと、現金難民の皆さんが頭に思い浮かべる言葉はただ一つでしょう。
クレジットカード現金化といったら、MasterCardなどの有名なクレジットカードを想像しますが、一般企業が発行しているマイナーなクレジットカードであるハウスカードでも現金化はできるのでしょうか。
有名なクレジットカードの審査に落ちてしまった人も、審査に通りやすいハウスカードで現金化できるならば希望がもてます。
さて、肝心な答えはというとハウスカードでの現金化は“可能”となります!
ハウスカードの現金化の前に要注意
ハウスカードで現金化が可能とお伝えしましたが、要注意すべきことがあります。
クレジットカード現金化といえば、Amazonギフト券です。
Amazonギフト券をクレジットカードで購入して現金化業者に買取してもらえば簡単に現金化ができます。
しかしながらハウスカードではAmazonギフト券は購入することができません。
具体的には“純粋なハウスカード”では購入できないのです。
どういうことか説明しましょう。
例えばドンキホーテです。
ドンキホーテはAmazonギフト券を販売していますし、ハウスカードを発行しています。
Amazonギフト券による現金化ができそうに思えますが、そうではありません。
実は、ドンキホーテが発行しているハウスカードは見掛けがハウスカードなだけであり、事実上はカード会社と提携して発行している一般的な有名クレジットカードなのです。
つまり、ハウスカードとはとても言えない状態となっています。
このドンキホーテと同じように、Amazonギフト券が購入できるお店は純粋なハウスカードを発行していないので、Amazonギフト券を使った現金化はできません。
ハウスカードを使った現金化方法1.金券ショップやオークションで転売
ハウスカードを使った現金化の方法の一つは、金券ショップやオークションなどで転売する方法となります。
ハウスカードを発行しているお店でハウスカードを使って金券を購入してその金券を金券ショップで転売したり、高価な商品をハウスカードを使って購入してネットオークションなどで転売すれば現金化が可能となります。
ハウスカードを使った現金化方法2.返品・返金
クレジットカードには、クレジットカードを使って購入した商品を返品・返金することでクレジットカードの現金化をする方法もあります。
この方法はハウスカードの場合にも応用できます。
ハウスカードで購入した商品を返品・返金すれば現金化できます。
この現金化のメリットはなんといっても、100%現金化できるという点です。
金券ショップやオークションで転売する場合はどうしても100%の現金化は不可能ですが、返品・返金ならば夢のような100%現金化を達成できるのです。
ただし、気を付けなければならない大きなデメリットもあります。それは非常にバレやすいという点です。
ハウスカードを企業が発行する理由にマーケティング分析があります。
商品の購入履歴を細かく精査するのです。
つまり、何度も返品・返金による現金化を繰り返すと不自然な購入履歴となって現金化目的で返品・返金しているのが簡単にお店にバレてしまいます。
ハウスカードによるこの方法は1度か、多くても2度程度にしておいたほうが無難です。