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クレジットカードには、ショッピング枠とキャッシング枠の二種類がありますが、現金が必要な時にはキャッシング枠を利用することですぐに現金を手にすることができます。
ところが、キャッシング枠の利用限度額はショッピング枠の利用限度額より遥かに少ないことが多いので、必要な金額の現金を手にすることができない場合があります。
そんな時、ショッピング枠を利用して現金化できる業者を利用することで、必要な金額の現金を手にすることが可能です。
特に無店舗型の現金化業者は、公式サイトなどネット上の情報でしか優良か悪質か判断できないため、様々な角度から業者の特徴を確認した上で現金化の申込みをすると安心です。
詐欺の事例を解説しつつ、優良現金化業者と悪質現金化業者の見分け方をご紹介したいと思います。
そもそも、現金化の違法性・危険性についてよくわからないという方は、下記のページから先にご覧になることをお勧めいたします。
クレジットカード現金化は違法?リスク・危険性・安全に利用する方法
目次
現金化をする前に!悪質業者にありがちな5つの手口
まずは、悪質現金化業者の手口から解説していきます。
実際にあった事例を把握して被害を未然に防ぎましょう。
現金が振り込まれない
現金が振り込まれないというのは、よくある詐欺の手口です。指定ショップに案内されて買い物をしても、お金が支払われることはありません。
連絡をしても「時間がかかっている」など言われ、時間稼ぎをされた後に連絡がとれなくなるパターンが多いです。
サイト自体が消えてしまうことも多く、連絡する手段もなくなります。HPもメールアドレスも消えてしまうため、業者側に文句を言うことすらできないのです。
HPが簡素な作りになっており、情報量も少ないという特徴がありますよ。
また、会社の運営情報もほとんど公開していません。
HPがシンプルすぎないか、会社情報を公開しているかなど確認するようにしましょう。
国民生活センターや警察に連絡するなどの対処をしていくことになります。
ただし、しかるべき場所に連絡しても会社が見つからず、泣き寝入りすることになるケースも多いです。
提示した金額より少なく振り込む
この詐欺は、事前説明では高い換金率を伝えておき、実際には低い換金率で計算して振込を行います。
換金率95%と聞いていたにも関わらず、実際には60%で振り込まれるなどですね。
説明なく勝手に換金率を下げられてしまい、説明を求めても適当なことを言って逃げようとします。
「手数料を引いた」「前回伝えた換金率はあくまで目安」「申し込み時間が遅かったので換金率が変わった」など。
もちろん、苦情を言っても差額を振り込んでくれるといったことはありません。
相場よりも高い換金率を公開し、多くの人に利用させようとしていますよ。
現金化の相場は80%前後とされています。
利用金額によっても異なってきますが、高すぎる換金率を謳っている業者には注意しておきましょう。
換金率や振込金額を記載しているメールなどを保存しておき、証拠として提示するのも有効です。
キャンセル料を請求する
現金化業者を利用する場合、最初にメールや電話で問い合わせをすることが多いです。
まだ問い合わせの段階で申し込みをしていないにも関わらず、「申し込みをしたからキャンセルできない」とすごまれることも。
電話を切っても何度もかかってきますし、脅迫めいたことを言われることも多いです。
「キャンセルはできないからこのまま利用して」「キャンセルするならキャンセル料が必要」など言い、万単位のお金を請求されることになります。
メールフォームだと住所などの個人情報を記入することになるので危険です。
個人情報を元に脅してくることがあるので、非通知電話で問い合わせすると安心です。
「利用するつもりはない」とハッキリ言い、突っぱねるようにしましょう。
警察に連絡すると伝えても良いですし、脅しに屈しないことが大事です。
別業者を紹介する
詐欺を行っているような現金化業者は、闇金と繋がっていることもあります。
現金化の利用後に「お得にお金を借りられるから」など言い、闇金を紹介してくることもありますよ。
また、「うちでは利用できない」「もっとお得な業者がある」など言って紹介してくることも。
闇金ということは隠して紹介し、業者は紹介料を受け取っています。
紹介後に断っても闇金からダイレクトメールが届く、電話がかかってくるといった被害がありますよ。
まともな業者であれば、他社を紹介してくるということはまずありません。
「紹介」という言葉が出たら、その場で断って連絡を取らないようにしてください。
「優遇しますよ」など上手いことを言われることもありますが、相手にしないようにしましょう。
お金を借りていない、申し込みもしていないのであれば全く非がないので、完全無視しましょう。
クレジットカード情報を抜き取る
クレジットカードは現物がなくても不正利用することができます。
カード情報を抜き取ることが目的なので、注意しておきましょう。
クレカ現金化は本人確認が必要なため、身分証明書の提示が必要です。
本来はクレカのコピーは必要ありませんが、コピーや画像を送るように言い、その情報を元に不正利用していきます。
カード情報を売られることもありますし、不正利用されてお金の請求だけが届くことになりますよ。
「確認のためにクレカのコピーが必要」「コピーがあれば換金率が高くなる」など言われることもありますが、断るようにしてください。
コピーなどを求めてくるような業者はまともではないと覚えておくようにしましょう。
そのまま放置していると余計に面倒なことになってしまいます。
「現金化に使った」と言うのはマズいので、他の理由をつけて再発行するようにしてください。
次は安全な業者と悪徳業者の見分け方について解説していきます。
悪質業者を選ばないためにチェックすべきこと
では、現金化を希望する際に悪質業者を選ばないようにするコツはあるのでしょうか?以下にまとめました。
現金化業者の公式サイトの内容をチェックする
ほとんどの現金化業者が公式サイトを持っており、サービス内容について詳しく掲載されています。
公式サイトには換金率・現金化の申込みから銀行振込みまでの流れ・ほかの業者にはない独自のサービスやキャンペーンなど一通りの情報を閲覧できるので、その内容をもとに現金化業者を選択することができます。
クレジットカードのショッピング枠で現金化したい方の中には、公式サイトに記載されている換金率の高さに惹かれて現金化業者を選ぶ方も多いと思います。
しかし、高い換金率を記載することで多くの方を惹きつけて詐欺を働こうとする悪質現金化業者もいるので注意が必要です。
現金化業者の公式サイトは、優良業者か悪質現業者か見抜くための大きな目安となるので、どのような点をチェックすれば良いか見ていくことにしましょう。
公式サイトのデザインや作りをチェックする
ネット上の無店舗型の現金化業者は、公式サイトから申込みをしてWEB上で取引が完結するので、優良な業者ほど綺麗なデザインの公式サイトで、見やすさや使いやすさを考えた作りとなっています。
しかし、悪質な業者は一目見ただけで予算をかけずに作ったような雑で使いにくい作りとなっていることが多いのです。
公式サイトのデザインや作りをチェックすることで、優良業者か悪質業者かを見分けることができます。
会社概要が記載されているかチェックする
優良な現金化業者であるほど、顧客との信頼関係を大切にしようとするため、安心して利用できるように公式サイトに会社概要をきちんと記載しています。
一般的に公式サイトの上部か下部に会社概要の項目があるので、その部分をクリックすると会社名・代表者名・所在地・電話・メールアドレス・営業時間などが表示されます。
これに対して、悪質現金化業者は公式サイトのどこを見ても会社概要が記載されていないことが多いので、会社概要の有無で業者を見分けると良いでしょう。
換金率についてしっかり記載されているかチェックする
現金化業者を利用してより多くの現金を手にするためには、換金率が高い業者を選ぶのがポイントですが、それだけに執着してはいけません。
ほとんどの現金化業者の公式サイトには換金率が明瞭に記載されていますが、中には業界最高の高換金率などと謳いながらも具体的な数字が記載されていないことがあります。
優良現金化業者は申込み金額ごとの詳しい換金率が公式サイトに記載されているので業者を見分ける時の目安となります。
また、申し込みの段階でしっかりとした換金率を伝えてくれるかもチェックしておきましょう。
「時期によって変動するため、お振込みするまでは正確な金額をお伝えすることができません」などといわれた場合はキャンセルするようにしましょう。
現金化業者に対する評価や口コミをチェックする
現金化業者はローンやキャッシングの申込みと違って、面倒で手間のかかる審査や在籍確認などが必要ありません。
このことから、周囲にお金を借りていることが知られたくない方の中には、クレジットカードのショッピング枠で現金化業者を利用する方もいます。
現金化業者の多くは、パソコンやスマホがあればネット上で申込みや取引を完了することができる上に、ネット銀行を振込み用の口座に指定すれば入金もスピーディーなので、今すぐ現金が必要な方に最適です。
このように、現金化業者は現金を手にするまでのプロセスが手軽なことから、多くの利用者の方がネット上で口コミや評価の書き込みをしています。
現金化業者に対する様々な評価や口コミの、どのような点をチェックすれば優良か悪質か見分けることができるのでしょうか?
不自然に良いことばかりを書いている口コミかチェックする
現金化業者の口コミは、本来なら業者を利用した方の素直な感想であることが望ましいのです。
良い点と悪い点の、両方の口コミが正直に記載されている業者は優良現金化業者である可能性が高いですが、不自然に良い口コミばかりが記載されている業者は悪質現金化業者である可能性が高いので、注意が必要です。
口コミサイトに投稿フォームが表示されているかチェックする
実際に、現金化業者を利用した方による口コミが掲載されているサイトがあります。
公式サイト以外での口コミとなるので、サクラによる口コミが掲載されていないように感じますが、業者側が作成した口コミサイトの可能性もあるので内容をよく確認する必要があります。
信頼性が高い口コミサイトであれば実際に業者を利用した方が自由に口コミを書き込めるように投稿フォームが表示されています。
投稿フォームが表示されない口コミサイトで紹介されている業者は、悪質現金化業者の可能性があるので警戒が必要です。
電話番号と電話口でのスタッフの対応をチェックする
現金化業者に申込みをする際に、業者の公式サイトの申込みフォームに希望金額・カード残高・名前・メールアドレス・電話番号・希望連絡時間・住所などの情報を入力して送信します。
パソコンとスマホがあればネット上で申込みから現金化までのすべてを済ませることができる点が現金化業者の人気の秘密です。
電話で取引の流れの説明を受けたり、希望金額を現金化できるか確認を行うので初めて利用する方でも安心です。
しかし、この電話連絡は取引内容を確認するためだけではなく、優良現金化業者か悪質現金化業者か見分けるための大切な目安となるのです。
さっそく、電話にまつわるどのような点をチェックすれば良いか見ていくことにしましょう。
現金化業者の電話番号をチェックする
現金化業者の公式サイトには、顧客が安心してサービスを利用できるように、問い合わせ可能な業者の電話番号がきちんと記載されています。
優良現金化業者であるほど顧客の通話料の負担を減らすためにフリーダイヤルの電話番号を採用しています。
また、固定電話の電話番号となっている場合も優良な業者の目安となりますが、公式サイトに携帯電話の番号のみしか記載されていない場合には、悪質現金化業者の可能性があります。
電話連絡の際のスタッフの対応をチェックする
現金化業者と取引する中で、サービス内容の説明や申込み金額について業者からの電話連絡が入りますが。
その際に分からないことを質問しても不明瞭な説明しかしてもらえず、無愛想で雑な対応をするスタッフの場合、悪質現金化業者の可能性があります。
丁寧で明るく顧客の立場に立った親切な電話対応であれば、優良現金化業者である可能性が高いです。
詐欺被害に遭わないためにも手口をしっかり理解し、悪徳業者を避けよう
ここまで、悪徳業者による詐欺の手口をもとに対策などを解説してきました。もちろんそんな事態にならないことが一番重要ですがすでに詐欺の事例に当てはまる事態に陥っている人は早めに「消費者センター」や「警察」に相談することをお勧めします。
クレジットカード現金化をする際は、前提として怪しい現金化業者を利用しないことが詐欺被害に遭わないための、一番大切なポイントとなってきます。