クレジットカードを発行する時は利用資格審査が行われます。
審査基準はクレジットカード会社によって異なります。
中には審査基準が甘く比較的審査に通過しやすいクレジットカードもありますが、審査が甘いからこそ気を付けなければいけないこともあります。
クレジットカードの審査についてよく知ってふさわしいカードを見つけましょう。
目次
審査が甘いクレジットカード3選
審査の甘いクレジットカードを選べば、何度もクレジットカード審査に落ち続けている人もカードを手に入れられる可能性が上がります。
審査が甘いからと言って機能が劣るということはありません。
中には審査が厳しいカード以上にサービスの充実したクレジットカードもあるので、審査の甘さだけではなくサービスの充実度やコストも考えて選びましょう。
ACマスターカード
大手消費者金融会社アコムが発行する「ACマスターカード」は審査の甘さに定評のあるクレジットカードです。
クレジットカードは発行元のカード会社の系列によっていくつかの種類に分かれますが、その中でも キャッシング会社を母体とする消費者金融系と呼ばれるカードは最も審査を通過しやすいと言われています。
ACマスターカードの審査には消費者金融アコム独自の審査基準が一部導入されており、他のクレジット会社とは審査方法そのものが大きく異なります。
そのため、他のクレジットカード会社で発行できなかった人でもACマスターカードは審査に通過できるケースが多く、何社も落ち続けた結果ACマスターカードにたどり着く人も少なくありません。
いわゆるブラックリストに入っていなければ誰でも作れると言われるほど審査の甘いACマスターカードですが、クレジットカードとしての利便性は十分です。
最大の特徴は即時発行が可能なことで、最短で申し込みから30分でカードが作れます。
国際ブランドも世界で通用するMasterCardブランドでポイント還元もショッピング利用に対して0.25%付与されます。
クレジットカードの機能としては申し分なく、出張などで急にクレジットカードが必要になった人にもオススメです。
楽天カード
ネット通販サイト大手の楽天市場を始め、数多くのグループ会社を抱える楽天系列のカード会社が発行するクレジットカードが「楽天カード」です。
楽天カードは作りやすいことで昔から知られるクレジットカードです。
パートやアルバイトでもカードの審査に合格したという声は多く、会員数を着実に伸ばしています。
2019年3月には会員数が1700万人を突破しており、日本で発行されているクレジットカードの中ではトップ10に入る規模です。
テレビコマーシャルでも知名度を高めており、作りやすいクレジットカードながら高い信頼性が魅力です。
一昔前と比べると楽天カードの審査は厳しくなっていると言われていますが、他のカードと比べれば審査が甘いのは事実です。
低年収やひんぱんな転職などいわゆる属性の弱い人でも楽天カードの審査では大きなマイナス要素にはなりません。
フリーターや自営業など安定性が評価されにくい人でも作れるカードです。
ショッピング利用には1%のポイント還元、 とポイント還元率が高いのが魅力です。
楽天系列のサービス利用を組み合わせると、さらに大量ポイント還元が狙えるお得なカードです。
イオンカード
流通大手イオングループが発行するクレジットカードが「イオンカード」です。
一般小売業を母体とする流通系クレジットカードはもともと審査が甘い傾向があります。
そもそものクレジットカードの発行目的が日常の買い物メインのため審査基準はあまり厳しくありません。
店頭審査で即日発行できるカードも多く、イオンカードも比較的甘い審査でカードを作れます。
流通系のクレジットカードは、日常の買い物メインという傾向が強いので限度額は低めになりやすいというデメリットはありますが、信用が認められれば最初から50万円程度のショッピングが設定されることもあります 。
イオンカードの中でも、イオン銀行口座のキャッシュカードと一体となったイオンカードセレクトはさらに審査が甘い傾向が見られます。
銀行口座の開設が必要ですが、クレジットカード機能は通常のイオンカードと同様に使えます。
イオン銀行口座を開設するのに手数料は不要です。
イオンの店舗に設置されてるATMなら、預け入れ引き出し手数料無料なので銀行口座としても魅力的です。
口座を開設するのに抵抗がないならおすすめです。
審査が甘いクレジットカードを作る際の注意点
審査の甘いクレジットカードだからといって軽く考えるのは危険です。
甘いとされる基準に満たなければ容赦なく審査落ちし、クレジットカードは作れません。
全体で見れば審査が甘い傾向があっても、個別の審査で優遇されるわけではありません。
審査の甘いという噂に気をぬかず、きちんと向き合ってクレジットカード発行を申し込みましょう。
ブラックリスト入りしている間はクレジットカード発行は絶望的
いくら審査の甘いクレジットカードだといっても、ブラックリスト入りしている人はほぼ確実に審査で落とされます。
ブラックリスト入りとは金融上の信用に欠ける人とみなされている状態です。
そんな状態でクレジットカードが作れるはずはありません。
審査が甘いというのはブラックリストに入っていないことが前提の話です。
ブラックリストが継続している間は審査が甘いカードであっても新規発行は可能です。
ブラックリスト入りしている期間は原因によっても異なりますが5~10年です。
ブラックリスト入りの原因となった問題の発生から、少なくとも5年以内は審査の甘いカードであろうがなかろうがクレジットカードは絶望的です。
審査の甘いクレジットカードでも返済能力と信用情報のどちらを重視するかは判断が分かれます。
信用情報を重視するカードを選んでしまうと、ブラックリスト入りが明けても審査に落ちるリスクが高まります。
定期的な収入があるなら、返済能力を重視するカードを選んで申し込みましょう。
申し込みブラックは避けるべき
クレジットカードには、一度に何枚もの新規発行を申し込むとそれだけで審査に落ちてしまうというルールがあります。
複数枚申し込みが原因で落ちてしまうことを俗に申し込みブラックと表現します。
申し込みブラックは審査の甘さとは無関係に発生します。
審査の甘いカードだから同時に申し込んでも平気だろう、という考えは通用しません。
クレジットカードを申し込むなら必ず一度に1枚を厳守してください。
もしクレジットカードの審査に落ちてしまったらすぐに次のカードに申し込むのはやめてください。
クレジットカードの審査落ちの情報はその頃ヶ月間金融業者間で共有が継続され、その期間内に申し込むと同時申し込みで同じ扱いになってしまいます。
審査落ちの後に、別のカードに申し込む場合は最低でも6ヶ月の間を空けてから申し込むようにしてください。
短期間に申し込みと、審査落ちを何度も繰り返し続けると基準をクリアしていた審査の甘いカードでも審査落ちして発行出来なくなってしまいます。
審査基準を理解して対策を
審査の甘いクレジットカードと言っても審査そのものは厳正に行われています。
作りやすいからといって軽く考えていると審査落ちするはめになるので、審査基準を理解してきちんと対策して申し込みましょう。
カード会社が審査において一番確認したいのは返済能力です。
貸し付けたお金はきちんと期日までに返済されるのか、極端に言えばカード会社が知りたいのはその一点のみといっても過言ではありません。
逆に言うと、返済能力さえ示せれば属性の弱い人でもカードを発行できる可能性が高まるということです。
定期収入の有無は一番のポイントです。
アルバイトやパート、年金などでもいいので定期収入はきちんと申告しましょう。
収入の額よりも定期的に収入があることの方が重視されます。
ショッピング枠をキャッシング枠を高額にして申し込むと審査に落ちやすくなります。
審査時に希望額を記入するならなるべく少なめに申し込みましょう。
特にキャッシング枠は総量規制の対象となるため年収の低い人は注意が必要です。
審査基準を甘くするならキャッシング枠0で申し込んでください。
入会キャンペーン開催中は審査が甘くなる傾向が見られます。
特別ポイント贈呈や還元率アップなどお得なサービスも利用できるので、審査が甘いとされるカードのキャンペーン開催中は特に狙い目です。