日本発で唯一の国際カードブランドである「JCB」。
これからクレジットカードを作ろうと考えている人にとっては、国内の会社であるという安心感も手伝い、Visaと並んで候補になっているのではないでしょうか。
JCBカードを作って現金化を考えているなら、そこにあるメリットとデメリットを理解してから申し込みをした方が間違いありません。
普段使いをするには便利で信頼感のあるブランドなので、JCBカードが持つ特徴を知り賢く使いこなしましょう。
目次
JCBカードの種類と特徴
JCBカードは日本発のクレジットカードですが、国際的なブランドとして知名度が高く、実際に多くの国で使用可能になっています。
一方で各企業と提携しているためカードの種類が膨大で、これから作ろうと思うとどれを選べばいいのか決めるのが難しい面があります。
ポイントの付与率もパートナー加盟店によって異なるので、普段よく利用しているお店の種類も踏まえて考えた方が損をしません。
またJCBカードは種類により審査にかかる時間も変わってきますが、すぐにカードが欲しいという状況であれば、オンラインから申し込んだ方が早いです。
人気の高いJCBカード4種
- JCB一般カード
- JCB CARD W
- JCBゴールド
- JCBプラチナ
少しでも審査の期間を短く、通りやすくしたいなら『JCB一般カード』か『JCB CARD W』を選ぶのがベターです。
『JCBゴールド』は海外利用でポイントが2倍になるので、よく海外へ行く人にメリットが大きいですが、年会費10,000円がかかります。
『JCBプラチナ』はポイント優遇を含め数多くの特典が付きますが、入手するための審査条件が厳しく年会費も2,5000円と高額です。
JCBカードの作り方と年会費
クレジット機能を持つJCBカードを作るには、申し込みをして審査を受ける必要があります。
種類によっては加盟店の店頭等でも申し込みはできますが、即日発行も可能で審査に時間がかからないのはWEBからのオンライン申し込みです。
『JCB CARD W』はWEBからしか申し込みができないクレジットカードですが、年会費無料や高いポイント還元率が人気になっています。
しかし、『JCB CARD W』は39歳以下しか作れないという条件が付くので、自身の状況と照らし合わせて考えましょう。
JCBカードの年会費
JCB一般カード | 1,250円(初年度無料/2年目以降は年間50万円以上のショッピング枠利用で無料) |
---|---|
JCB CARD W | 無料 |
JCBゴールド | 10,000円(オンライン入会の場合のみ初年度無料) |
JCBプラチナ | 25,000円(申し込み条件25歳以上) |
WEBからのオンライン申し込みで39歳以下限定と条件は限られますが、『JCB CARD W』の年会費無料は魅力的です。
『JCB一般カード』も条件付きで2年目以降も無料になりますが、ショッピング枠だけで50万円の利用が必須なのは少しハードルが高いです。
『JCBゴールド』の年会費無料はオンライン入会の場合のみになるので、発行を検討している人は気をつけましょう。
ネットでのJCBカード申し込みの流れ
店頭での申し込み時はスタッフの案内に従った方が間違いないので、こちらではネットでの申し込み時の流れを紹介します。
本人確認書類は画像データでの提出でも問題ないので、コピーを用意して郵送するような手間がかかりません。
■1つ目の方法
- 「今すぐオンラインで口座設定をする」を選択して設定を済ませる
- 本人確認は不要、後日届いたカードを受け取って終了
■2つ目の方法
- 運転免許証番号を入力して「カードお届け時に運転免許証を確認」を選択する
- カードが届いたら配達員に運転免許証を提示して本人確認終了
- 口座振替依頼書で口座の設定をする
この2つの方法が最も手間なく申し込みをすることが出来ます。
運転免許証での確認は保険証など他の身分証明書では利用できないので、免許を持っている人のみが対象になります。
JCBカードの審査基準は?
クレジットカードの審査基準はJCBに限らず公表されていませんが、いくつかの項目を総合して考えられるのが通常です。
基本は人の目と手ではなく審査システムによって判断されるので、数字としてはっきりわかる信用情報が重視されます。
- 安定した職業に就いていて毎月一定の収入があるか
- 年齢や雇用形態などの条件に反していないか
- カード利用で過去に支払いの延滞がないか
JCBカードもこれらの条件を総合して見て、審査の結果を決めます。
同じJCBのカードでも一般とゴールドでは審査基準が異なるので、信用情報に不安があれば一般カードで申し込んだ方がいいでしょう。
JCBカードを自分で現金化する方法
JCBカードを自分で現金化する方法は、次のステップで行います。
これらのステップについて、それぞれ解説していきます。
1.JCBカードで商品を購入
JCBカードで、商品を購入します。ただし、どんな商品を買ってもいいというわけではなく、換金率の高い商品を購入するのがおすすめです。
主な商品として、次の物が挙げられます。
- 金券
- ブランド品
- スマートフォン
- ゲーム機
金券
金券は、金券ショップなどに持っていくことで比較的換金率が高い状態で買取が期待できます。しかも、かさばらないので買取店へ持っていく場合も、そこまで支障なく持ち込めるメリットもあり、便利なアイテムといえるでしょう。
なお、関連してJCBカードのギフト券であるJCBギフトカードは、換金率が高いことで知られています。
ただし、ネットで注文をして受け取れるまでに2営業日以上かかるため、急ぎの場合はおすすめできません。
一方で換金率にこだわる場合は、JCBギフトカードも自分で現金化する方法としてメリットの大きな方法です。
ブランド品
ブランド品は、相場さえわかれば安定して換金率が期待できます。若干かさばるので持ち込みしにくいデメリットはあるものの、意外と近い場所で買取を実施してくれるケースも多いので、JCBカードの現金化をする場合に重宝するアイテムです。
スマートフォン
スマートフォンも、人気の機種であれば高価買取が期待できます。ある程度の価格になるため、高額なJCBカード現金化でしか利用できないものの、価格相場が分かりやすいことや安定してまとまった金額を現金化できるメリットがあります。
ゲーム機
ゲーム機は、JCBカードの現金化に適したアイテムです。人気機種は定価よりも高額になるケースもみられるため、かなり換金率も期待できる反面、入手しにくかったり、サイズが大きく買取店に持っていくのが面倒というデメリットもあります。
それでも、高い換金率の期待できるアイテムといえるでしょう。
これらのアイテムを、JCBカードで購入します。支払方法は、自分の払いやすいものを選ぶのもおすすめなものの、リボ払いや3回以上の分割(カード会社による)などの支払方法にしてしまうと、手数料がついてしまうので注意しましょう。
2.購入した商品を買取店に持っていく
JCBカードで購入した商品を、買取店に持っていきます。
先ほど紹介したアイテムは比較的持ち込みやすい反面、電車などで異動する場合は、それらのアイテムさえ大変なこともあるので注意しましょう。
買取店は専用の買取カウンターがあるので、そちらへ持っていくことで、スムーズに買取を実施してくれます。
3.商品を査定してもらって現金を受け取る
商品を査定してもらって、現金を受け取りましょう。査定には時間がかかるケースはあるものの、即日現金化できることがほとんどです。
ただ、混雑時には半日以上かかるケースもみられるので、時間をつぶせる場所で買取依頼をするか、自宅近くのお店で買取依頼をするかといったような工夫が必要です。
査定が終わって、買取金額に問題なければサインをして、身分証明書を提示して買取金を受け取ります。
商品買取は必ず身分証明書が必要なので、運転免許証やマイナンバーカード、保険証などを用意して持っていくようにしましょう。
以上の3ステップが、JCBカードを使った自分で現金化する方法です。
JCBカード現金化のメリット・デメリット
JCBカード現金化には、メリットやデメリットがあります。以下にまとめました。
JCBカード現金化のメリット
JCBカード現金化のメリットは、次の点が挙げられます。
それぞれ、見ていきましょう。
利用できるお店が多い
JCBカードは、利用できるお店が多いのが魅力です。確かに海外では利用できるお店は少ないものの、国内でのシェアは高く、他のブランドのカードが利用できないお店でも、JCBカードなら利用できるといったケースも少なくありません。
そのため、現金化できるアイテムを購入しやすいメリットがあります。
手持ちのカードで持っていることが多い
手持ちのカードで、持っていることが多いのもメリットです。
JCBカードは、国内のシェアが高い分、カードもたくさん発行しています。そのため、ふいにクレジットカードの現金化をしたいと思ったとき、手持ちのカードがJCBだったということも珍しくありません。
このように、身近なカードとして手元にあることも多いのがJCBカードのメリットです。そのため、クレジットカードの現金化をしようと思い立っても、身近なブランドとして存在します。
審査がない
審査がないことも、メリットと言えるでしょう。
JCBカードの現金化は、カードローンのような審査もありません。これはクレジットカード現金化全体に言えるものの、クレジットカード現金化をする上での大きなメリットとして挙げられます。
支払方法が多彩
支払方法が多彩な点も、メリットといえるでしょう。
現金化を利用した後の支払方法として、一括払いや分割払い、さらにはリボ払いもあります。これは、JCBカードでも用意されており、自分にとって最適な支払方法を選択して現金化できます。
JCBカード現金化のデメリット
JCBカードの現金化には、デメリットもあります。
こちらも、それぞれ解説していきます。
クレジットカード現金化業者と相性が悪い
クレジットカード現金化業者に依頼すれば、JCBカードを利用して直接現金化ができます。
ただし、最近は少なくなったものの、一部のクレジットカード現金化業者は、JCBカードの現金化を受け付けていない場合があります。
このように、クレジットカード現金化業者と相性が悪い点が、1つ目のデメリットです。
セキュリティが強固
JCBカードは、セキュリティが強固です。他のカードブランド、たとえばVISAなどに比べてセキュリティに目を光らせています。
たとえば、普段買わないようなもの、いつもはスーパーやネット通販の決済しか使わないのに、実店舗のブランドショップでブランド品を購入したといった場合は、盗難されたと反応する場合があります。
そうなると、いきなり使用が止められてしまったり、電話がかかったりして事情を聞かれることも珍しくありません。
こういったわずらわしさも、デメリットです。
換金率が低め
換金率も低めです。これは、先ほど紹介したクレジットカード現金化業者を利用してJCBカードを現金化した場合のデメリットです。
JCBカードは、加盟店に対して手数料が高めに設定されています。そのため、クレジットカード現金化業者もその影響を受けており、利益確保のために換金率を下げることが珍しくありません。
クレジットカード現金化業者を利用したJCBカード現金化は便利な反面、JCBカードを利用すると手元に入ってくる現金が少なめになることもあるのが、デメリットです。
JCBカードの現金化は違法?注意しておきたい事
JCBカードを現金化するにあたって気になるのは、違法かどうかといった点や注意点です。以下にまとめました。
違法ではないものの規約違反の可能性
JCBカードの現金化自体は、違法ではありません。ただし、規約違反になる可能性はあります。
JCBカードでは規約として、現金化を禁止しています。この規約を破った場合、規約違反という形になります。
違法ではないので、JCBカード現金化をしても警察に捕まるといった深刻なペナルティはありません。
しかし、JCBカードの運営会社とカードを持っているユーザーとの間に取り交わされた規約に対して、違反になる可能性は否定できないのです。
バレるとカード利用停止になる
JCBカードの規約違反が発覚すると、カード利用停止になります。これはJCBカード規約によって、会員(カードを持っているユーザー)に対してのペナルティとして行われるのです。
カードが利用停止になるだけでなく、現在未払いになっている支払い分を一括請求される事態にもなり得ます。
たとえば、分割払いで支払いをしている支払い分に対しても一括で請求されるので、一度に膨大な金額の請求が求められる可能性もあります。
利用停止になれば、このようにクレジットカード現金化どころかJCBカード自体の利用もできなくなるのです。
このような状況にならないためには、普段購入しないような高額商品を頻繁に購入しないことや、JCBカードに対応した信頼できるクレジットカード現金化業者に依頼することです。
まず、ブランド品を頻繁に購入したり、JCBのギフト券を高額な額面で購入したりといったことを避ける必要があります。
そのうえで、実績のあるJCBカードの現金化に対応したクレジットカード現金化業者に依頼することで、こういった利用停止のリスクを最小限に抑えられるでしょう。
JCBカードを現金化する方法・注意点まとめ
JCBカードは、日本のカードブランドで国内でも利用できるお店が多いブランドとして知られています。そのため、自分でクレジットカード現金化をするのにも適したブランドであり、所有している方も多いカードです。
このように魅力的な面がある反面、今回紹介したようなセキュリティの高さやクレジットカード現金化業者が対応していないケースなど、デメリットもあります。
さらに、利用方法によっては規約違反とみなされてJCBカードの利用停止という、深刻なペナルティを科せられることも珍しくありません。
こういったリスクを回避するために、JCBカードを現金化する際はクレジットカード現金化業者に依頼するのがおすすめです。
ただし、実績のある業者で、JCBカードに対応している業者を選んで現金化を行うようにしましょう。